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2013/04/19

NSR50/NSR80 フルオーバーホール の内容

部品取り用のエンジンが溜まってきたりして時間が出来れば程度の良い部品を組み合わせてエンジンASSYで販売したりもしています。

まずクランクケース・クラッチカバーのベアリングやシール等付いてる部品はすべて取り外しケースのクラックやベアリング面のヘタリ・痛みをチェックしキレイに洗浄。

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主に交換するベアリング・オイルシール類。

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ベアリングはプレス等で無理に押し込まずクランクケースをゆっくりを温めてはめ込んでいきます。

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新品のクランクケースや程度の良いクランクケースでもベアリング面が緩い場合があるので場合に応じてロック剤を使用したりポンチ加工をする事もあります。

クランクシャフト両サイドのオイルシールは劣化や振動・クランク室内の内圧で動いてしまい性能に影響する場合があります。

オイルシール打ち込み後シールの外周に何点か瞬間接着剤を塗布しておくことでこのトラブルは抑えられます。

クランクシャフトは大端ベアリングにガタがあるものやオイルシールのリップが当たる面が減っているものは避けます。

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クランクシャフトの芯出しは基本1/100mm以下まで出しますがどうしても出ない場合でも2/100mmまでは出しています。

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ミッションの各ギヤ・シフトドラム・シフトフォークの動きをチェックしながら組み立てていきます。

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レース車両の場合クランクシャフトの回転の重さは性能に影響します。

組み立て具合やベアリングの収まり具合等でクランクシャフトのセンターが出ていなかったり回転が重くなったりします。

インストーラを使い軽くなる所を探しながらセンターを出していきます。

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クラッチの枚数やバランサーアイドルギヤはノーマルエンジンのレース用や改造クラス用・街乗りと用途によって仕様は変わります。

今回の場合はクラッチは4枚・アイドルバランサーはNSR-miniの新品。フリクションディスクやプレート・スプリングももちろん新品です。

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現在クラッチ廻りの部品もディスクやプレートの部品だけでも7,000円近くバランサーアイドルシャフトも新品で6,700円ほどもします。

次にウォーターポンプ部分の部品交換ですがオイルシール・メカニカルシール・ベアリングの順で取り付けていきます。

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先にメカニカルシールを取り付けるとオイルシールの取り付けが困難です。

1度取り付けたメカニカルシールは外してやり直しがきかないので注意。

タコメーターギヤ部のオイルシールは少々痛んでもオイルが出てくる事はほとんどありませんがゴム製品は劣化しやすいので交換します。

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最終各部ボルトの締め忘れや動きを確認して終了です。

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フルOHの場合もほぼ同じ手順で行います。

ガスケット1枚でも1,000円位してしまうご時世ここまで完璧にOHすると部品代だけでもかなりかかってしまいますが新車もなく新品の部品がいつまで出るかわからない事を考えれば今のうちにきっちりしていればまだ当分は使えます。
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